あと4日

2000年12月8日
一昨日の夜、「明日納車します」と
車屋さんから連絡がありました。
やっと納車か…注文したの11月始めだったよな〜
納車に1ヶ月以上もかかるとは…
しっかりしてくれよ〜ト○タさん〜

昨日、帰宅するとすでに納車済みだった。
亡き父から譲り受けた車はもう無い。
しかし、思い出が無くなったわけではない。

CMで、「モノより思い出」というコピーがある。
その通りだと思う。物はいずれ無くなるが、思い出は消えやしない。

私が子供の頃の我が家は、農家で大家族。
私は12人目の家族として生まれた。
お世辞にも裕福とは言えない家庭だった。
住んでたのは母屋の離れ。牛小屋の2階。
なんと、牛との2世帯住宅なのである(笑)
今では考えられないほど貧しかったんだろう
おもちゃを買って貰った記憶がない。
誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントも家には無かった。
誕生日ケーキも無い。あるのはさっきまで庭にいた、
ニワトリの唐揚げと甘煮。最高のご馳走だった^^
10円のお小遣いが貰えなかった。
貧しいことで辛い思いや恥ずかしい思いもした。

余談だが…私が小学校3年生。今でもはっきり覚えてる。

同じクラスの好きだった女の子のお誕生会に呼ばれた。
その子の家は徒歩で1時間。私鉄沿線の新興住宅地。
当時の私から見ればかなりのお嬢様であった(笑)
何かプレゼントを…と思い、お客さん用のお菓子
「チロリアン」を3つ母親に貰って、ポケットに入れて持ってた。
他のみんなが持ってきたのは、人形にぬいぐるみ、
クレヨンにお絵描き帳。
チロリアンは恥ずかしくて出せなかった。
プレゼントを忘れたことになった私は、当然その場に
居づらくなり、ポケットに入れてボロボロになった
チロリアンを食べながら帰ったとさ。
5時になるまで途中で時間を潰して…
…本当の話である。今だから笑い話にできる^^

自分の家庭が貧しいという自覚はあった。
近所の友達も似たり寄ったりの家ばかり。
それでも、楽しかった。家族や友達と一緒に
居ることが楽しかった。

年に1度だけ連れて行ってもらえる海水浴と山登り。
年に1度のお祭り。田植えに稲刈り。

何をするでも、父、母、弟と私。家族一緒だった。
お金は無かったが思い出ならたくさんある。

そんな家族を創りたい。

我が子が大きくなって、回りの人に、家族との思い出話を
自慢してもらえるようになりたいものだ^^

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